春のシーズン開幕
昨年は年間で3試合(2敗1分)でしたが、今年の春のシーズンでは4月24日から5月22日の間に4試合が行われ、4試合全てプロップで出場しました。
5週間で4試合は私の年齢からするとかなり厳しいシーズンとなりましたが、冬の室内練習の成果もあり、けがもなく乗り切ることができました。
今期第1戦 コンドルス戦(結果:0−24)
4月24日、4月後半ではあるが肌寒く息も白い。
長い冬を越え、待ちに待った初戦の対戦相手は、シカゴ西地区にあるコンドルズというチームです。
相手チームはやはりアメリカ人だけあって体は大きいですが、あまり強そうには見えませんでした。
実際の試合でもスクラムは五分以上で組めましたし、前半ほとんど敵陣での展開となりましたが、トライを取ることができず、0対0で前半を終了。これがこの試合の明暗を分けてしまいました。
後半に入ると体力差が徐々に出て、カウンターから4つのトライを許してしまい惨敗。
黒人選手の身体能力の高さにはびっくりしました。
ただ内容的には悪くなく、昨年より確実にレベルが上がっている確信が持てる試合でした。
第2戦 サウスサイドアイリッシュR.F.C.(結果:10−10)
5月8日、第1戦から2週間後ですが、気温はかなり上がりました。
この日の対戦相手はシカゴ南地区にあるアイルランド人チーム、サウスサイドアイリッシュR.F.C.のオールドボーイズ(OB)です。
この試合はかなり接戦した展開となり、試合終了間際まで10対5とリードしましたが、最後にスクラムを押し込まれ、引き分け。
チーム初勝利と思った試合でしたが、残念な結果になってしまいました。
ただ試合後のすばらしいクラブハウス(アイリッシュパブ)でのビールは最高でした。
第3戦 コンドルス戦(結果:10−27)
5月15日、第1戦で戦ったコンドルズの25周年記念試合に招待され、この日はコンドルズのアカデミーという若手選手中心のチームと対戦しました。
このチームはそれほど強いチームではないのですが、やはり若手だけあって運動量があります。
前半こそ五分の戦いができましたが、後半運動量の差が出てしまいました。
この日は25周年行事であったため、試合後は盛大にバーベキューが行われ、うまいビールを飲みました。
第4戦 シカゴバーバリアンズ戦(結果:0−94)
5月22日、シカゴラグビーフェスティバルに今年も招待され、シカゴバーバリアンズと対戦しました。
このチームはシカゴ協会に所属する35才以上の代表チームで、昨年春は大敗、秋は引き分けに持ち込んだチームです。
昨年の引き分けがよほど悔しかったのか、今年はかなり気合を入れ良いメンバーをそろえてきました。
フォワードもかなりの体重差があり、重さと強さで圧倒され、一方的な試合となってしまい、終わってみれば0対94の大敗を喫してしまいました。
今までの3試合は負けてはいたものの内容的には悪くなく、チームとして確実にレベルアップしている手ごたえがあったので、この大敗は正直ショックでした。
ただ今回相手が非常に良いメンバーを組んできたことは、我々がシカゴで認められてきた証拠でもあります。
春のシーズンは3敗1分(通算5敗2分)で終了しました。
やはり米人チームとの体格差は大きく、なかなか勝つことは難しいですが、秋のシーズンではとにかく初勝利を飾りたい。
そして今年の大目標である「打倒ニューヨークジャパン」を実現させたい。
冬の室内練習も春の4試合も、全てはその一戦のためにあるのだから。